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「今日仕事だから」と嘘をついた土曜日、友達のSNSに映った俺を彼女が見ていた

コラム

 友達の誕生日に行くだけの話だった。それを正直に言えなかった俺が全部悪いのはわかっています。それでも嘘をつくしかないと思ってしまった理由が、俺にはありました。

嘘をつくようになった理由

 土曜の朝、彼女に「今日仕事だから」と送りました。本当は大学時代の友人の誕生日会です。なぜ正直に言えなかったのか。

理由は半年前にあります。あのとき、友人の飲み会に行くと伝えたら彼女の声が沈みました。「私は誘われてないの?」「女の人もいるの?」。メンバーを全部聞かれ、帰宅後もずっと不機嫌で、その週末はまるごと険悪な空気に包まれました。それ以来、彼女のいない集まりに行くときは「仕事」と言うようになっていたのです。

隣にいた女性

 誕生日会には大学の友人5人と、主役の姉が参加していました。俺の隣に座ったのはたまたまその姉で、交わした言葉は「取り皿もらえますか」と「このサラダ美味しいですね」くらいのものです。何の感情もない、ただの隣席でした。楽しい時間でした。

でも頭のどこかでずっと、彼女に嘘をついている後ろめたさがありました。朝、「頑張ってね」と送ってくれた彼女のメッセージが、胃の奥で重たかった。

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崩れた嘘
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