
「あの人と友達やめなさい」と口出しする妻→"あの人"が家に来た日、妻が変わった
コラム
「あの人と友達やめなさい」。妻がそう言い始めたのは、結婚して2年目の秋のことでした。幼なじみとの縁を切るつもりはなかった俺は、その一言が出るたびに言い返し、ふたりの間にじわじわと溝が広がっていきました。それがどう変わったのかを、話しておきたいのです。
小学校から続く縁
幼なじみとは、小学校入学から20年以上の付き合いです。同じ地元で育ち、今は共通の友人グループで年に数回会う程度の関係。恋愛感情など一度も持ったことがない。それなのに妻は、俺が彼女の話をするたびに表情を曇らせ、「あの人と友達やめなさい」と繰り返しました。
「なんで?あいつとは小学校からの付き合いだぞ」と聞いても、返ってくるのはいつも「いいから、やめて」という一言だけ。理由を説明しようとしない妻に、少しずつ苛立ちが積もっていきました。
理由を言わない妻
理由もなく人との付き合いを制限されることへのもどかしさが、ある夜ついに爆発しました。
「いい加減にしてほしい。あいつに何も悪いことされたわけじゃないだろ」
それだけ言った俺に、妻はそれ以上何も言わず、台所に引っ込んでしまいました。背中を見ながら、このまま平行線が続くのかもしれないと思いました。謝る気にも、引き下がる気にもなれなかった。
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あの人が家に来た日

























