
「実家が農家って恥ずかしくない?」と婚約者の家族→婚約者が取った行動に涙が止まらない
コラム
彼が立ち上がった瞬間
「母さん」。低く、けれどはっきりした声でした。彼は箸を置き、背筋を伸ばして義母を見ました。「彼女の実家を馬鹿にするなら、俺たちは帰る」。
義母が何か言いかけましたが、彼は続けました。「あの人たちが毎日どれだけ丁寧に仕事をしてるか、母さんは知らないだろ。俺は知ってる」。
その言葉に涙がこぼれました。彼が私の手を取り「行こう」と立ち上がったとき、握られた手のひらが少しだけ震えていることに気づきました。
そして...
車に乗り込んだあと、彼は「ごめん」とだけ言いました。「謝らないで」と返すのが精一杯でした。恥ずかしいと言われた実家のことを、こんなにまっすぐ守ってくれる人がいる。それだけで、私の中の不安が少しずつ溶けていくのを感じました。
帰り道、彼が「あのお米、本当においしいんだよな」とぽつりと言いました。その横顔を見て、この人を選んでよかったと、心の底から思いました。
(20代女性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)




























