
「娘が泣いて帰ってきた」あの子のせいだと決めつけた私に、担任が告げた事実
コラム
担任からの電話
翌月、担任から「少しお話ししたいことがあります」と電話がかかってきました。「娘さんが、転校生のお子さんの筆箱を隠していたようです」。受話器を握る手に力が入りました。娘に確認すると、「だって関わりたくないのに関わってくるから」と悪びれもせず答えます。担任はさらに続けました。「あの日やめなよと注意してくれたのは、それを見ていたクラスメイトのお子さんです」。娘を泣かせたと思っていたあの子は、いじめを止めようとしていただけだった。
そして...
電話を切ったあと、しばらく台所の椅子から立てませんでした。「空気読めない」と言っていたあの子は、空気を読んで見て見ぬふりをすることを選ばなかっただけ。仲間はずれにしていたのは子どもたちだけではありません。私たち大人も、同じことをしていました。あの日、あの子のお母さんにかけた「大丈夫?」が何度も頭をよぎります。大丈夫じゃなかったのは、むしろうちのほうでした。ママ友たちにはまだ本当のことを話せていません。「うちの娘がそんなことを」と口に出すのが怖くて、今日もまた、言えないままです。
(30代女性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)



























