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「うるさい」と隣に苦情を入れ続けた私が、夏祭りで3歳の子に救われた話

コラム

私は52歳のパート勤めで、夫と二人暮らしです。夫は長距離トラックの運転手で、昼間しか家で眠ることができません。半年前にお隣に越してきた3歳の男の子の声が夫の眠りを妨げるようになり、私は何度もインターホンを鳴らしていました。

苦情を入れざるを得なかった理由

夫は若い頃から長距離トラックの仕事を続けてきました。深夜から早朝にかけて高速道路を走り、午前中に帰宅して、昼間に体を休ませる生活が30年近く続いています。お隣の親子が引っ越してきた当初は、私も挨拶をして、穏やかに過ごせると思っていました。

けれども、3歳の男の子の元気な声は、日中の集合住宅では想像以上に響くものでした。夫が「眠れない」と言い始めた時、私は意を決してインターホンを押しました。「お子さんの声、何とかしてもらえませんか」。声が硬くなってしまったのは、自分でもわかっていました。

本心とは違う言葉

本当は、子どもが嫌いなわけではありません。姪っ子や甥っ子と遊ぶのは今でも何より楽しい時間ですし、近所の子どもたちが下校するのを窓から眺めるのが、ささやかな日課でもありました。

それでも、夫の体を守れるのは私だけ。インターホンを押すたびに、お母さんが小さな声で「すみません」と頭を下げる姿を見て、罪悪感が積み重なっていきました。 「子どもなんだから声を出すのは当たり前」とわかっているのに、夫が眠れない夜のことを思うと、優しく伝える余裕がなくなっていきます。鏡に映る自分の険しい顔を見るたび、こんな顔で隣の親子に向き合っていたのかと情けなくなりました。

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