
「あの子可愛いよね」と彼からメッセージ→「犬の話」と補足が届くまでの2分間
コラム
彼から届いた「あの子可愛いよね」のメッセージ。誰のことだか分からないまま、最悪の事態を想像し続けた2分間。続いて届いた補足の一言で、私が見つめていたのは自分自身の不安だったと気づきました。
軽い気持ちで開いたメッセージ
「あの子可愛いよね」
土曜日の昼下がり、冷凍パスタを温めている最中に、彼から届いたメッセージでした。最初は意味を取り違えました。スタンプの誤送信か、何かのリンクと一緒に送るつもりだったのかと、画面をスクロールしてみたのです。けれど他には何もありませんでした。
「あの子」とは誰のことなのか。私は料理を止めたまま、画面を見つめ続けました。
2分間で世界が変わった
頭の中で、思い当たる女性が次々に浮かびました。会社の同僚、共通の友人、SNSで彼がフォローしている女性たち。誰のことなのか、見当がつかないこと自体が不安でした。
私たちは付き合って1年半になります。これまで彼を疑ったことはありませんでした。穏やかで誠実な人だと、ずっと信じてきたのです。それなのに、たった一行のメッセージで、私の中の何かがじわじわと揺らいでいきました。
「誰のこと?」と聞き返すべきか、何度も入力しては消しました。問い詰めるようで嫌だ。でも放っておけば、自分の中の不安はもっと膨らむ。
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「犬の話なんだけど」
























