
彼女に「今から」と送られたまま1時間。送るか我慢か迷った末、俺が打った3連投の最後は「おーい」
コラム
3連投を打った3時
午後3時。俺は耐えきれずに送信ボタンを押しました。「今からの続きは?」。冗談めかした文面に直すのに、それでも10分以上かかりました。送ってから30秒経っても既読がつかず、「体調悪い?」と続けて打ちました。さらに10秒後、「おーい」とだけ送りました。
3通目を送り終えてしばらくすると、ようやく既読がつきました。「ごめん!もうすぐ着く!」と返信が届きました。コーヒーをもう一口飲んで、自分の手元を見ると、お代わりした2杯目もほとんど空になっていました。たった1時間で、俺はずいぶんと長い距離を心の中で歩いていたようでした。
そして...
カフェに駆け込んできた彼女に「来た。よかった、本当に」と笑って迎えました。彼女は「ごめん、寄り道してて」と謝り、ドラッグストアの袋からのど飴を取り出しました。俺のために選んでくれていたのだと知って、笑い声が少しかすれました。
「3連投、面白かった」と彼女に言われて、俺は「正直、どこかで倒れてるのかと思って」と返しました。冗談半分でしたが、半分は本当でした。普段は冷静に見せていても、待たされる時間に弱い自分がまだ消えていないこと。それを彼女に少しだけ知ってもらった日でした。
(30代男性・営業職)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)



























