おしゃれと恋で もっとかわいく - ハウコレ
SP用検索ボタン
メニューはこちら

「(笑)をつけないで」と言われた僕が、代わりに選んだ言葉の理由

コラム

「(笑)」を外してと言われた僕は、代わりに「(今、笑っています)」と書きました。自分でも変だと分かっていた言い換えに、どうしても込めたかった気持ちがあったのです。

「(笑)」に逃がしていた本音

「好きだよ(笑)」「ありがとう(笑)」

僕は何を書いても、最後に「(笑)」をつけずにいられませんでした。本気だと思われて、もし重いと引かれたら。そう考えると、いつでも冗談にできる逃げ道が必要だったのです。

「来年は一緒に住めたらいいな(笑)」と送ったときも、本当は半分以上、本気でした。それでも「(笑)」をつけてしまう。彼女がその一文をどう受け取ったのか、しばらく、僕は画面を見つめていました。

予防線を外した日

届いたのは「メッセージに(笑)をつけないでほしいの」という言葉でした。見透かされた気がしました。彼女は、僕が「(笑)」の裏に隠していたものに、とっくに気づいていたのです。もう逃げ道は使えない。そう決めて返信しようとしましたが、「(笑)」がないと、自分の気持ちをどう柔らかくすればいいのか分かりませんでした。

入力欄では、カーソルだけが点滅していました。悩んだ末に打ち込んだのが、「(今、笑っています)」「(これは本気です)」「(うれしいと思っています)」という、自分の状態をそのまま書いた一文でした。変だと自分でも分かっていました。

それでも、嘘のない言葉はこれしか思いつかなかったのです。

  • X
  • Line