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みんなの紹介は今の名前で、彼女だけ昔の呼び名で書いた僕。その裏にあった片想い

コラム

ずっと言えなかったこと

迷ったすえに、僕は短く返しました。

「その呼び方をしてた頃から、ずっと気になってたんだ」

あの呼び名は、僕が彼女を好きになった頃の呼び方でした。学生の頃、声をかける勇気もなくて、ただ遠くから見ていたのです。社会人になって同じコミュニティで再会できたのは、偶然のようでうれしい巡り合わせでした。

今の名前で呼べば、距離は縮まったように見えたかもしれません。それでも僕の中の彼女は、ずっとあの呼び名のままだったのです。

そして...

しばらくして、彼女から返事が届きました。

「その呼び方、もう少しだけ続けてもいいよ」

その一行を、僕は何度も読み返しました。ずっと自分の中だけにしまっていた呼び名を、ようやく彼女に手渡せた気がしました。臆病で、何年も言い出せなかった僕の片想いです。

それでも、あの頃の呼び方をこれからも使えるのなら、もう一度ちゃんと、今の彼女に向き合っていきたい。そう思える一行でした。

(20代男性・会社員)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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