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二人の家具を買うはずの日、彼が選んだのは一人用の机だけ。私の居場所はないのだと思いました

コラム

二人で家具を買おうと決まった日、私はソファやテーブルを思い浮かべながら家具店へ向かいました。付き合って二年、彼の部屋で過ごす時間も増えて、そろそろ二人の暮らしを形にしたかったのです。ところが店に着いたとたん、彼の様子は、どこかそっけないものに変わっていきました。

二人で選ぶはずだった

彼の部屋で過ごす時間が増えてから、私はよくキッチンのテーブルで資格の勉強をしていました。書類を広げると食事のスペースがなくなって、いつも肩身が狭い思いをしていたのです。だから二人で家具を買おうと決まったとき、私はソファやテーブルを思い浮かべて、心が弾んでいました。あの部屋が少しずつ二人のものになっていく。そんな未来を、勝手に描いていたのだと思います。

選ばれなかったソファ

ところが家具店に着くと、彼はまっすぐ机のコーナーへ向かいました。手早く一人用の机と椅子を選び、ほかは見ようともしません。私が二人がけのソファを指さすと、彼は短くこう言いました。「それはいいかな。机だけにしよう」。私が「机だけでいいの?」と聞いても、返ってきたのは「うん。それだけでいいよ」というひとことだけ。私のための家具は、この人の頭の中にはないのだと感じました。

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黙ったままの帰り道
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