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彼が誕生日プレゼントの保証書だけ、私には見せてくれませんでした。尋ねた私に返ってきた言葉

コラム

祝うはずだった時間

それでも、彼の誕生日を気まずいまま終わらせたくはありませんでした。私は持ってきた料理を並べ、いつも通りに振る舞おうとしました。彼も笑ってくれましたが、引き出しの奥にしまわれた一枚の紙のことが、私の頭の片隅からどうしても離れません。問い詰めれば、もっと彼を困らせてしまう気がして、それ以上は聞けませんでした。

ケーキのろうそくを吹き消す彼を見ながら、私はうまく笑えていただろうかと考えていました。大切な人のはずなのに、たった一枚の紙のせいで、彼との間に見えない距離を感じてしまう。そんな自分が、少し悲しくもありました。

そして…

結局その日は、保証書のことにはもう触れずに過ごしました。家に帰ってからも、彼がとっさに紙を隠したあの仕草が、私の中で何度もよみがえります。誰にだって、人に見せたくないものの一つくらいはあるのかもしれません。

それでも、好きな人が自分にだけ何かを隠していると感じるのは、思っていたよりずっと心細いことでした。今度こそ、責めるためではなく、ただ知りたいという気持ちで、彼にきちんと聞いてみようと思います。あの一枚に何が書いてあったとしても、二人で笑い合える関係でいたいから。

(20代女性・会社員)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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