
「来年、一緒に」翌週ブロックされた私が知った真相
カップル
半年後、共通の友人から電話がありました。
彼が私に伝えられなかった本当の理由を聞いて、私は引き出しの奥のパンフレットに手を伸ばしました。指輪のサイズを測ってきた翌週、彼はメッセージアプリの連絡先から消えていました。
「来年の春に、一緒になろう」
付き合って1年半になる彼とは、結婚の話も自然に出るようになっていました。共通の友人からの紹介で知り合い、価値観も生活リズムも合う人でした。
彼「来年の春に、一緒になろう」
私「うん。式場のパンフレットも取り寄せておく」
彼「指輪、サイズいくつだった?」
私「9号。細くて外れやすいから、少しきつめにって言われた」
彼「じゃあ来週、下見に付き合ってよ」
その週末、彼は私の実家にも顔を出しました。父の前でも緊張せず、母が作った煮物をおかわりして帰った彼を、両親も気に入っていました。
既読がつかない3日間
異変に気づいたのは、その翌週でした。仕事の合間に送ったメッセージに、既読がつきません。夕方になっても、次の日になっても。
私「今日、会えそう?」
私「返信もらえたら嬉しい」
私「なにかあった?体調悪い?」
3日目、私は自分がブロックされていることに気づきました。何度メッセージアプリを立ち上げても、既読の表示がつかないままでした。
会社にも電話しました。「本人から、私生活の件で連絡を取り次がないよう頼まれています」と受付の女性に言われ、私は受話器を握ったまま席に戻りました。
彼の実家に行こうか迷いました。友人に相談しようか迷いました。でも、これだけ明確に線を引かれたのに追いかけるのは違う気がして、私は式場のパンフレットを引き出しの奥にしまいました。
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「本当は、伝えたかったんだと思う」
























