
彼女を友人に紹介するとき、あえて事前に何も伝えなかった僕の本音
コラム
守りたかったのに、不安にさせていた
集まりの帰り道、街灯の下を二人で歩いていると、彼女が「私のこと、隠したかったの?」と聞いてきました。僕は「隠したかったわけじゃないよ」と答え、少し間を置いて「先に話したら、会う前から色々言われると思って」と続けました。
けれど、彼女の表情は晴れませんでした。それも当然です。僕は友人たちから彼女を守ったつもりで、肝心の彼女自身を置き去りにしていたのですから。先入観なしで会ってほしいと願うあまり、いちばん先に説明すべき相手に、何も話していなかった。
彼女が感じた寂しさは、僕の不器用さが生んだものでした。
そして...
家まで送り、別れ際に彼女は小さくうなずいて帰っていきました。一人になってから、僕は自分のやり方を考え直しました。誰かを守るというのは、黙って先回りすることではなかったのだと思います。
本当に伝えるべきだったのは、友人たちにではなく、彼女に対してでした。次に会ったら、前の恋のことも、黙っていた理由も、全部きちんと話そうと決めました。うまく言葉にできるか分かりませんが、それでも逃げずに伝えたい。彼女が向けてくれた信頼に、今度は僕がちゃんと応える番です。
(20代男性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)


























