
「うちの息子とは釣り合わないわね」義母に学歴を笑われた私→そして、親戚の前で夫が差し出した封筒
コラム
夫が差し出した封筒
その時、それまで黙っていた夫が立ち上がりました。手には一通の封筒があります。「母さん、これ見て」。そう言って、義母の前にそっと差し出したのです。中から出てきたのは、一枚の賞状でした。夫は親戚のほうを向いて、はっきりと言いました。「さっきからみんなが褒めてくれてるこのお菓子、全部、妻の店のものなんだ」。その賞状は、私の小さな店が地域のコンテストで最優秀賞をいただいたことを証明するものでした。
そして...
親戚の方々が、いっせいに私のほうを見ました。「えっ、あの賞のお店って、こちらのお嫁さんだったの?」と、感心したような声があがります。義母は賞状をじっと見つめたまま、口を結んでいました。学歴という物差しひとつで私を測っていた人が、初めて別の物差しに触れた瞬間だったのかもしれません。帰り道、夫は「ごめんな、ずっと言えなくて」と謝りました。私は首を横に振りました。あの封筒の中にあったのは、賞状だけではありません。私を見ていてくれた人がいるという、何よりの証だった気がします。
(30代女性・自営業)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)

























