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彼女に内緒のサプライズで、僕がメモの名前を消した理由

コラム

彼女を喜ばせたくて準備していた記念日の店。そのメモに書いた同僚の名前を、俺は消しました。人に頼ったことを知られたくないという、くだらない見栄でした。

店を教えてくれた同僚の名前

彼女との記念日は、いつもよりちゃんとした店を予約したいと思っていました。けれど、普段から店選びが得意なわけではありません。雰囲気のいい店を探しても、どこが本当に合うのか決めきれませんでした。

そんなとき、会社の同僚に相談しました。彼女との記念日だと話すと、同僚は駅から近くて落ち着けるレストランを教えてくれました。予約の注意点やおすすめの席まで教えてくれて、俺はそれをメモに書きました。

そのメモの端に、同僚の名前も書いていました。あとでお礼を言うためでした。ところが、彼女に集合場所を送ろうとして写真を撮ったとき、その名前まで写り込んでいることに気づきました。

消したのは、見栄だった

彼女の喜ぶ顔が見たかったのは本当です。でも、店を教えてもらったと知れば、少しだけ自分の手柄ではなくなる気がしました。自分で全部考えたように見せたかったのです。

俺は名前の部分を消し、撮り直した写真を彼女に送りました。けれど最初に撮った写真も、間違えて送ってしまいました。すぐに「ごめん、こっちじゃなかった」と送り直しましたが、消し跡まで見えていたことには気づきませんでした。

彼女に内緒で喜ばせたいという気持ちの中に、格好つけたい気持ちが混じっていました。サプライズを守るためではなく、自分をよく見せるために名前を消したのです。その小さなごまかしが、彼女の不安につながるとは考えていませんでした。

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