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満員電車で背中に当たる何かにいら立った私が、降り際に深く頭を下げられた話

コラム

仕事帰りの満員電車で、背中に硬いものが何度も当たっていました。荷物の角だと思い、私は後ろの人にいら立っていました。けれど振り向いた先にあったのは、大きなリュックではなく、抱っこ紐の中で眠る赤ちゃんの小さな足でした。

背中に当たり続ける硬いもの

仕事帰り、私はいつもの路線で吊り革につかまっていました。車内は人でいっぱいで、体の向きを変えるのも難しいほどでした。

しばらくすると、背中の真ん中あたりに硬いものが当たり始めました。駅に着くたびに人が増え、そのたびに同じ場所へ押しつけられます。

後ろの人が大きな荷物でも背負っているのだろうと思いました。少し避けても当たり方は変わらず、私はだんだん腹立たしくなっていきました。

押し返すつもりで踏ん張った

次の駅で、さらに人が乗ってきました。後ろからの圧が強まり、背中の硬いものも前より近く感じました。

これ以上押されるのは嫌だと思い、私は足元を固めるように立ちました。後ろの人に気づいてほしくて、わざと肩を引くようにしました。

それでも、背中に当たる感触は変わりません。文句を言うほどではない。でも我慢するには近すぎる。そんな気持ちのまま、私は肩越しに後ろを見ました。

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そこにいた小さな子
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