
彼女の誕生日に毎年日用品を贈ってきた俺の理由
コラム
日用品なら使いやすい?
1年目はバスタオルのセットでした。彼女が使っていたものが古くなっているのに気づいて、新しいものに替えてあげたかったのがきっかけです。2年目は食器用洗剤と掃除グッズ。贈ったものを毎年きちんと使ってくれているのを見て、翌年もまた同じように日用品を選ぶようになりました。
キッチンのほうから、水の音がしばらく聞こえていました。俺はリビングに座ったまま、テーブルの上に残った紙袋の持ち手を折りたたんでいました。
そして...
その夜、スマホにメッセージが届きました。彼女からでした。
まとまりきっていない文面でしたが、そこには「ときめくプレゼントがほしい」と書かれていました。
5年分の紙袋を思い返しました。全部、彼女の暮らしに足りないものを補う選び方でした。俺はそれがいちばんの贈り物だと思っていました。でも彼女が誕生日に届けてほしかったものは、たぶん、そういうことではなかったのです。
俺はスマホの画面を閉じました。来年のプレゼントは、もっと考えて選ぼうと思います。
(20代男性・会社員)
本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。
(ハウコレ編集部)




























