
50個の話題を用意した顔合わせで、僕が返せたのは一言だけ
コラム
駅のホームで、謝ることしかできませんでした
帰り道、彼女と2人になった駅のホームで、「今日、大丈夫だった?」と聞かれました。僕は少し間を置いて、「ごめん、うまく話せなかった」とだけ返しました。用意した50の話題は、1つも本題にたどり着けなかった。頼りない婚約者だと思われても仕方がない、と覚悟していました。彼女は、それ以上何も聞いてきませんでした。
そして...
数日後、彼女にあの1枚のメモを見せました。「用意していたんだ。全部、飛んだ」。ふるいのことも、白状しました。「この話は退屈じゃないか、この趣味は子どもっぽくないか、そう考えているうちに、単語しか出てこなくて」。彼女は、番号の並びをじっと見て、ふっと笑いました。次の食事は、私のお父さんの家でもう一度話そう、と彼女は言いました。今度こそ、2番の趣味の話くらいは、口にできるようにしたいと思っています。
(20代男性・会社員)
本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。
(ハウコレ編集部)

























