
祖母の絵文字に隠れていた、母から聞いた理由
コラム
祖母の家の台所に、置かれていた大学ノート
休みの日に、私は祖母の家に立ち寄りました。台所のテーブルには、老眼鏡と一緒に、細かい字で埋まった大学ノートが置かれていました。ページには絵文字が1つずつ描き写され、隣に「これは元気ですかの意味」「これはおいしいねの意味」と、几帳面な文字が並んでいます。
祖母は私を見つけて笑い、「あなたが返してくれるのが楽しみで、毎日頑張ってるの」と言いました。私は言葉を探しながら、ノートの1箇所に指を置きました。
そして...
「また来るね」と言って家を出た私は、祖母へのメッセージに、初めて絵文字を添えました。おにぎりと湯気の絵で、お昼を報告してみたのです。すぐに返ってきたのは、太陽と花と、笑っている顔の絵文字でした。意味はやっぱりよくわかりません。それでも、届いた気持ちは確かに読み取れた気がしました。
(20代女性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
あわせて読みたい

2026/07/29
孫に絵文字を送るため、私が書き溜めたノート

























