
借りたイヤリングを失くした私が、残った片方を出品するまで
コラム
友人から借りた水色のイヤリングは、結婚式の帰りに片方だけなくなりました。
謝る代わりに返却を先延ばしにし、残った片方まで出品した数日後、出品ページのアドレスが友人から届きました。
式のために借りた水色
結婚式に付けていくアクセサリーがなく、学生時代からの友人に相談しました。友人は自分で作ったイヤリングをいくつも見せてくれ、その中から私は水色の1組を選びました。
「これ、本当に借りていいの?」と聞くと、友人は「式が終わったら返してくれたらいいよ」と小箱ごと渡してくれました。会場では鏡を見るたび、耳元の水色を確かめていました。
二次会の帰りに消えた片方
二次会の帰り、タクシーを降りて右耳に触れると、イヤリングが金具ごとなくなっていました。来た道を戻り、会場にも連絡しましたが見つかりませんでした。
式の写真を添えて友人へお礼を送ったときも、失くしたことだけは書けませんでした。手作りのため、同じものを用意することはできず、片方だけ返す勇気もありませんでした。友人から返却を頼まれるたび、「ごめん、もう少し待って」と答え、謝る機会を自分で減らしていきました。
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