
「タバコ」「飯」しか送らない夫に、私が「米」と返した日のこと
コラム
「米って何」と聞いてきた夫に、私は用意していた言葉を送りました。
帰宅した夫が玄関で口にした言葉から、私は彼が履歴を見返していたと知りました。台所に置いたスマホには、この日も夫から「飯」とだけ届いていました。
単語だけが並ぶ履歴
結婚して3年、夫とのやり取りはほとんどが単語でした。「タバコ」はコンビニで買ってきてほしい、「飯」は家で食べるという意味でした。私はそのたびに夫の意図を読み取り、「わかった」と返していました。友人とのグループチャットでは状況が分かる文章を送るのに、私への連絡だけは「タバコ」「飯」で終わります。履歴を遡ると、夫の単語と、それを補う私の返事が繰り返し並んでいました。
「米」と打った日
この日届いたのも「飯」でした。私は炊飯器の予約ボタンを押したあと、入力欄に「米」と打って送りました。単語には単語で返すと決めていたのに、送信ボタンを押すまでには迷いがありました。しばらくして、夫から「米って何」と届きました。私は用意していた言葉を返しました。
「ごはんは炊いてあります。おかずは自分の言葉で聞いてください」
これまで夫の単語を受け取るたびに私がしてきたことを、今度は彼に任せました。
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帰ってきた夫の一言

























