
要件を打つのが面倒で「いいから出て」と送った俺に、妻が返した一言
コラム
「何の件?」と聞かれても、事情を打ち込むのが面倒でした。口で言えば済む話を、なぜ長々と書かなければいけないのか。俺はそう思っていました。
ソファに寝転んだまま、俺は事情を打ち込む代わりに通話ボタンへ指を伸ばしていました。
打つより話すほうが楽
有給を取って、家で撮りためた録画を消化していました。一覧を開くと容量が残りわずかで、ドラマの予約が入らない表示が出ています。どれを消していいか、妻に聞いてから消したい。ただ、番組名を並べて事情を打ち込むのは面倒でした。口で言えばわずかな時間で済む話です。俺は「電話今いける?」とだけ送って電話を掛けましたが、出ませんでした。要件を書くという発想自体がありませんでした。
「何の件?」の返信
すぐに「何の件?」と返ってきました。説明を打つくらいなら、最初から電話にしていません。俺は「いいから出て」とだけ返します。既読はついたまま、返信も着信もないまま午後が過ぎました。なんで出ないんだと、苛立ちのほうが先に立ちます。妻が会議中かもしれないとは、考えていませんでした。
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楽なのは、あなただけでしょ


























