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誤送信に気付いた俺が、彼女より先に電話をかけそうになった相手

コラム

打ち明けられた友人と、打ち明けられなかった彼女。カフェの席で俺は、誤送信より前の嘘から話しました。

既読の表示を2度確かめた俺は、駅の階段を駆け下りながら発信ボタンを押していました。

飲み会という嘘

宛先を間違えて、友人に送るはずのお礼を彼女とのチャットに送っていました。「口裏合わせてくれてありがとう」前日の予定を共通の友人との飲み会だと伝えていたのは俺で、実際に行っていたのは転職の最終面接でした。面接のあとに終盤だけ顔を出し、SNSに載せる写真まで撮ってもらっていました。落ちた時のことを考えると、彼女には言い出せずにいました。

謝罪より先に浮かんだもの

「これ、どういう意味?」という返信を見て、最初に浮かんだのは謝罪ではなく、どう説明すれば疑われずに済むかでした。友人に電話をかけようとして、発信の直前でやめました。ここでまた口裏を合わせたら、同じことの繰り返しになる。俺はそのまま彼女に電話をかけ、「違うんだ。会って話させてほしい」と伝えました。

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