
無口な義父から届いた長文、「すまないと思っています」に身構えた私
コラム
返信の文面を何度も書き直して送った数日後、義実家の庭で義父が差し出したのは、言葉の代わりの野菜でした。
メッセージ画面に浮かんだ義父の名前の下に、見たこともない長さの文章が続いていました。
義父からの通知
結婚して5年、義父と交わした会話は数えるほどしかありません。あいさつをしても短い返事だけで、義実家では夫と義母の声ばかりが響いていました。その義父から、初めてのメッセージです。開く前に、私は悪い知らせの可能性をいくつも数えました。体調のこと、同居の話、あるいは私への苦言。どれであってもおかしくない相手でした。
丁寧すぎる文面
そこにあったのは、季節のあいさつから始まる、便箋の手紙のような文章でした。日頃の礼、体を気づかう言葉が続き、文面の最後は「うまく話せず、すまないと思っています」と結ばれていました。読み終えても、意図がつかめません。帰宅した夫に画面を見せると、夫は「親父がこんな文章、打てたんだ」と笑いました。私は笑えませんでした。2週間前の義実家での、玄関先の自分の発言を思い出したからです。
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玄関先の一言

























