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婚約指輪を渡す場所に、近所の公園を選んだ私の事情

コラム

硬くなった声

当日、食事の帰りに「ちょっと寄っていかない?」と公園を指さしました。ベンチに座り、リュックから箱を出すまでの手順は、家で何度も繰り返してきました。それでも「結婚してください」と口にした声は、自分の耳にも硬く響きました。彼女は頷いてくれました。場所に落胆されるかもしれないことは、覚悟していたつもりでした。それでも「どうして、ここなの?」と正面から聞かれて、彼女が思い描いていた景色を、私が一度も聞こうとしなかったことに気づいたのです。「この公園、これから毎日通る場所になるから」そう答えてから、スマホの間取り図を見せ、「内見してきたんだ」と続けました。

そして...

入居の手続きは、今度は2人で進めています。書類の欄を1つ埋めるたび、あの日の彼女の問いを思い出します。これからは彼女の気持ちを確かめながら、2人で新しい生活を始めていきたいです。

(30代男性・営業職)

本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。

(ハウコレ編集部)

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