
満員の優先エレベーターへ割り込んだ私、ブザーが鳴っても降りなかった理由
コラム
乗り場に残って
乗っている人たちを見回しても、目を合わせてくれる人はいませんでした。耳のあたりが熱くなっていきます。
「次にします」
後ろ向きに乗り場へ降りると、ブザーは止まりました。目の前で扉が閉まり、階数表示が変わっていきます。取り残された乗り場の壁で、ベビーカーや車いすの方を優先する案内が、こちらを向いていました。
そして...
焼き菓子は次のエレベーターでも間に合いました。最後に乗ったのは私です。それでも、自分が降りるより先に、誰かが場所を譲ってくれるのを待っていました。あの数十秒を思い出すたび、今は優先マークの前で1歩下がって並んでいます。
(40代女性・パート)
本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。
(ハウコレ編集部)



























