
泣く娘を理由に隣の客へ我慢を求めた私、会計後に戻った席
コラム
下を向いた私と、店員の声
店員が近づいてきて、「どうかされましたか」と聞きました。説明しようと口を開きかけて、出てきそうになったのは、また娘を理由にする言い訳でした。そのまま下を向きました。女性は器を持って立ち、「窓際に移ります」と店員に伝えて席を変えました。娘にホットケーキを頼んだあとも、窓際の背中が目に入るたび、自分の言葉の順番が間違っていたと思いました。先に伝えるべきだったのは、お願いではなく事情でした。
そして...
会計を済ませて、娘の手を引き、窓際のテーブルへ向かいました。「さっきはごめんなさい。言い方がきつくなってしまって」。頭を下げてから、「娘が歯の治療のあとで、冷たいものを止められていて」と伝えました。女性は「そうだったんですね。私も、言い方がきつかったです」と返してくれました。帰り道、治療が終わったらあの店でソフトクリームを食べる約束を娘としました。次に誰かへお願いをするときは、先に事情を話します。あの日言えなかった一言を、もう後回しにしないためです。
(30代女性・パート)
本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。
(ハウコレ編集部)




























