
返事のない元カノに、俺はメッセージを送り続けた→「生きてる?笑」と打った指が、最後の一線を越えていた
コラム
軽い連絡なら、拒まれたことにはならない。そう思いながら、俺は返事のない相手に言葉を送り続けていました。沈黙の意味に気づいたのは、すべてが終わったあとでした。
送ったメッセージの横に既読の表示がつくのを、俺は日に何度も確かめるようになっていました。
別れたあとに送った「元気にしてる?」
半年付き合った彼女と別れて、数か月がたったころでした。別れを切り出したのは彼女からで、俺は理由をきちんと聞かないまま、引き止めもせずにその場を終わらせていました。困らせたくなかったと言えば聞こえはいいですが、実際は、真剣な話になるのが怖かっただけでした。
ふと思い出して、「元気にしてる?」と送りました。短い返事が来て、それだけで気持ちが軽くなったのを覚えています。彼女の返事に続きを促す言葉はありませんでしたが、俺は続けてよい合図だと都合よく受け取りました。
返事が減っても、やめられなかった
俺からのメッセージは、気づけば増えていました。仕事の愚痴、共通の友人の話、昔二人で行った店の写真。返事が遅いと「忙しい?」と重ねたこともあります。読み返すと、どれも返事を必要としない独り言のような文面でした。
それでも送っている間だけは、まだつながっている気がしていました。やがて既読すらつかなくなりましたが、俺は送るのをやめませんでした。やり直したいと正面から伝えて、断られるのが怖かったからです。
用件のない軽い連絡なら、拒まれたことにはならない。そう考えて、返事のない画面に言葉を投げ続けました。
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「生きてる?笑」と打った指























