彼女の「もう別れよう」に、いつも長い引き止めを返してきた俺、今回だけ画面を開かなかった理由

コラム

電話越しに聞いた理由

長い間の終わりに、彼女は言葉を探しながら話し始めました。

「先にいなくなるふりをすれば、置いていかれずに済む気がしてたの」

俺の「仕事になりそう」に後回しにされたと感じたこと。試すつもりの言葉に俺が黙ったことで、彼女自身が一番怖がっていたと気付いたこと。彼女はそれを順番に打ち明けてくれました。最後に聞こえた謝罪は小さくて、でもはっきりしていました。俺は責める代わりに、お願いを1つ伝えました。

「次は、別れようじゃなくて、不安になってるって送ってほしい」

そして...

数日後、彼女から「不安になってる」と届きました。俺は文字を打たずに、その場で電話をかけました。用件のない、5分ほどの通話でした。2人のチャット画面では、「もう別れよう」があの日を最後に止まったままです。

増えていくのは、そういう短い通話の履歴のほうです。あの言葉は、握り方を間違えた助けの求め方だったのだと、今は分かります。

(20代男性・営業職)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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