
結婚報告の直後に取り消された友人からのメッセージ、数週間後、知ることになった中身
コラム
カフェで聞いた、消した理由
待ち合わせのカフェで、友人は注文したカフェラテに口をつけないままでした。近況をひと通り話したあと、私は切り出しました。「あのとき取り消したメッセージ、なんて書いてたの」。彼女は視線を落とし、間を置いてから言いました。「婚約ね、なくなったんだ」。彼女に結婚を考えている相手がいることは、私も聞いていました。「おめでとうの前に、自分のことばっかり書いてて、読ませたくなくて慌てて消したの」。絞り出すような声でした。私はテーブル越しに、彼女の手に自分の手を重ねました。「消さなくてよかったのに」。帰り際、店の前で彼女は言いました。「今度こそ、ちゃんと言わせて。おめでとう」
そして...
後日、私は最初の招待状を友人に手渡ししました。封筒の裏には、短い言葉を1つ書き添えて。消えてしまう画面の上ではなく、残る形で渡したかったからです。封筒を両手で受け取った友人は、裏を見て、少しだけ笑いました。
(30代女性・事務職)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)


























