友人の家でおかわりを断り続けた私が、封を切る音に身構えていた理由

コラム

しんどい?と聞かれて

次に部屋へ上がった日、友人は保冷バッグを返してくれて、それから聞きました。

「うちに来るの、しんどい?」

そう思わせていたのは私のほうでした。呼ばれなくなる前に言わなければと思い、私は戸棚のほうを見て、本当のことを口にしました。

「おかわりまで頼んだら、また新しいの開けさせちゃうから」

友人は湯のみを置いて、私の顔を見ました。

「あのほうじ茶、私が1人のときも飲んでるやつだよ」

特別に開けさせたと思っていたのは、私だけでした。気を遣っていたつもりで、私は彼女の家を居心地の悪い場所にしていたのです。

そして...

今は、部屋を出るのは話が終わってからです。おかわりが欲しいときは自分から湯のみを差し出しますし、皿のお菓子にも先に手を伸ばします。帰りに寄っていた自販機は、前を通り過ぎるだけになりました。

(30代女性・保育士)

本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。

(ハウコレ編集部)

HOT ITEM
  • X
  • Line