
親友の恋人を褒めない私が、彼女の報告を聞くたび比べていたもの
コラム
「一度も褒めてくれないの、なんで?」
写真をスクロールする私に、彼女はまっすぐ聞いてきました。「一度も褒めてくれないの、なんで?」ごまかす言葉を探して、見つかりませんでした。カップを置いて、しばらく黙ってから、私は「褒めたら、取られた気がするから」と答えました。嘘ではありません。ただ、取られたくなかったのは彼女ではなく、彼女より前にいる自分の場所でした。そして次の一言は、隠すつもりだったのに、こぼれました。「あんたが先に、幸せになるのはずるいでしょ」。彼女の顔を見て、私はすぐ「冗談だよ」と笑って話題を変えました。彼女は最後まで笑いませんでした。
そして...
後日、私は「この前のは冗談だからね」とメッセージを送りました。返ってきたのは「気にしてないよ」の一言だけでした。それ以来、彼女は私に彼の話をしなくなりました。会えば以前と同じように笑ってくれます。謝る言葉は、今も送れていません。彼女の投稿を開けば、誰と会ったか、どこへ行ったかを見て、自分の毎日と比べてしまいます。報告先から外された理由は分かっているのに、その順番を数える癖だけは、まだ残っています。
(20代女性・販売職)
本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。
(ハウコレ編集部)



























