息子の妻にだけ送り続けた長い文を、私は3年、配慮のつもりでおりました

コラム

息子には、書きませんでした

同じことを息子に書いたことは一度もありません。息子に書けば、母さんうるさいよ、で終わります。言い返してこない相手を選んでいたのだと、書いている間は考えないようにしていました。新しいチャットに呼ばれて開くと、私の書いたものが日付の順に並び、息子の名がその画面にあります。私が打ったのは「息子には、見せないでください」でした。息子に見せられないものを、息子の妻には送っていたのです。

そして...

返ってきたのは「私にだけなら、書けるということですね」の1通でした。息子から電話があり、私は言い訳を並べようとして途中でやめ、書いていた文のことを自分の口で話しました。孫の前で息子の妻が口を開いたとき、私はもう手を伸ばしません。書きたくなった日は、書いて、送らずに閉じます。それが今の私にできることです。

(60代女性・パート)

本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。

(ハウコレ編集部)

  • X
  • Line