
「花束を受け取ってサプライズする」と共有カレンダーに書いた彼→彼女の私が当日になっても誘われなかった理由
カップル
裏通りの窓越しに見えた、花束
当日、彼から連絡はありませんでした。私はひとりで街に出かけました。書店で買い物をしてカフェに寄ろうと裏通りを歩いていたとき、ガラス張りの小さなレストランの窓越しに、見覚えのある後ろ姿がありました。彼でした。
向かいの席には、別の女性が座っていました。テーブルの端には、まだラッピングを解いていない大きな花束が、横に置かれていました。窓のすぐ近くで、喜んでいる様子が外からでも伝わってきました。彼の表情は、こちらからは見えませんでした。
そして...
歩道に立ち止まったまま、私は彼にメッセージを送りました。
「今日で終わりにしよう」
すぐに「なんで、急に」と返信がきました。私は一度だけ、「あなたが一番わかってると思う」と送って、トーク画面を閉じました。共有カレンダーのアプリを開いて、「花束を受け取ってサプライズする」のメモを長押ししました。
削除の確認画面が出ましたが、私は閉じるボタンの方を押しました。残しておくつもりはありません。ただ、自分の手でそれを消す気力が、その場ではどうしても出ませんでした。
(20代女性・会社員)
本人記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)

























