
位置情報アプリの通知に追い詰められた俺が、彼女に言えなかった本当の行き先
カップル
心配かけたくない、それも言い訳だった
玄関で待っていた彼女の顔を見て、俺はすぐには切り出せませんでした。ひと呼吸おいて、「……ごめん。あそこ、友達の部屋なんだ」と打ち明けます。「浮気じゃないの」と聞く彼女に、「違う。あいつ、彼女に振られて落ち込んでて、放っておけなかった」と伝えました。彼女はほっとした顔を見せた後で、こう続けます。「なんで残業だなんて嘘ついたの。友達なら、そう言えばよかったじゃない」。返しながら、俺は自分の甘さに気づいていました。彼女を心配させたくないと言いながら、本当は説明する手間を惜しんで、彼女を置き去りにしていただけだったんです。「心配かけたくなかった。……それも、ただの言い訳だよな」。声に出すと、その情けなさが身にしみました。
そして...
それから俺は、帰りが遅くなる日は、どんな用事でも先に彼女へ伝えるようにしました。友人のことも、本人に断ったうえで、彼女にだけは打ち明けました。位置情報で追われていたと知って、思うところがなかったと言えば嘘になります。それでも、あの1枚を送らせるほど彼女を不安にさせたのは、あいまいな嘘を重ねた俺のほうでした。次は聞かれる前に、俺から話すつもりです。
(20代男性・営業職)
本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。
(ハウコレ編集部)























