
得意げにエアコンを切っていた俺が、彼女に打ち明けられなかったこと
カップル
逃げられなかった通知
食器を下げたテーブルで、スマホが2つ同時に鳴りました。俺は自分のスマホを裏返しました。画面を見なくても、中身はわかっています。入金額が半分になったことを、数字が先に白状してしまったのです。俺は観念して切り出しました。「残業がなくなって、給料も減ってた。ずっと言えなかった」。彼女は怒鳴りませんでした。「暑いのは我慢できるよ。隠されてるほうが、ずっときつい」。その返事で、「使用禁止」と書いたときの自分の字を思い出しました。「ごめん」と頭を下げました。守りたかったのは家計より、頼りない自分を見せたくない見栄でした。
そして...
あの紙はもう剥がしました。設定温度も入金額も、隠さずに2人で決めるようになりました。節約が下手だったとは思いません。下手だったのは、頼り方のほうでした。
(20代男性・営業職)
本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。
(ハウコレ編集部)


























