
「エアコン代がもったいない」と切る彼、家計アプリが示した事情
カップル
猛暑日が続いていました。冷凍庫で場所を広げていく保冷剤と、我慢の毎日。2人分のスマホが同時に鳴った後、彼が電源を切り続けていた本当の理由を知りました。
節約宣言と1枚の張り紙
同棲して1年になる彼氏が「今月から本気で節約する」と宣言したのは、電気代の値上げがニュースで流れていた時期でした。最初の標的はエアコンでした。私がスイッチに手を伸ばすたび、彼はリモコンを取り上げて「エアコン代もったいない」と言い、電源を切ってしまいます。やがて彼は、「使用禁止」と書いた張り紙を壁のエアコンに貼りつけました。代わりに置かれたのは、彼が実家から持ってきた古い扇風機で、首を振るたびに小さく軋む音がしました。
増えていく保冷剤
日中は職場の冷房でしのげても、帰ってからが長いのです。凍らせた保冷剤をタオルに巻いて首の後ろに当て、扇風機の正面に陣取って過ごしました。帰宅した彼が、私より先に壁のエアコンのランプを見上げるのに気づいた日、つい口にしていました。「今月まだ一度もつけてないよ」。彼は笑って「慣れれば平気だって」と返します。その得意げな顔に腹が立って、「じゃあ請求、楽しみにしてるね」と嫌味で応じたのは私のほうです。
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