「あなたの彼、私に告白したよ」と言ってしまった私が、その先を言えなかった理由

コラム

言った瞬間、違う意味に聞こえると分かりました。でも、言い直そうとすれば、その先には指輪の話があります。私は結局、「続きは、彼に聞いて」としか言えませんでした。

彼女の彼から2人で話したいと連絡が来たのは、その少し前のことでした。

彼から頼まれた指輪のサイズ

彼女とは大学時代からの友人で、彼とも3人で何度も出かけています。そんな彼から、「ちょっと頼みたいことがある」と連絡が来ました。待ち合わせたカフェで、彼は周りを気にしながらスマホの画面を見せました。そこにあったのは、指輪の写真です。

「来月、プロポーズしようと思ってる」

私は画面を見直しました。

「それ、私に言って大丈夫なの?」

「だから頼みたい。サイズが分からない」

9号くらいだと思うけれど確信がない。自然に確認できないかと言われました。私は引き受けました。ただ、彼には先に伝えました。

「私、嘘つくの下手だからね」

彼もそれは知っていて、「サイズだけ分かればいいから」と言いました。

雑貨店で聞いた「何号だっけ?」

数日後、彼女と雑貨店へ行きました。アクセサリーの棚まで来たところで、指輪を見ながら聞きました。

「指輪って何号だっけ?」

「9号。なんで?」

「私と同じだったかなと思って」

彼女はそれ以上気にした様子もなく、別の棚へ移りました。私は店を出てから彼に、「9号で合ってた」と送りました。

彼からは、「助かった」と返ってきました。そのあと指輪を買ったことも聞きました。受け取った箱の写真まで送られてきたので、そのやりとりを彼女に見られないよう、通知にも気をつけているようでした。

私の役目は、そこで終わったつもりでした。

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