彼の「気持ちの波」に流されない恋をすれば、長続きする
カップル
PR遣水あかり
女子は、生理によって気持ちが不安定になることがありますよね。
男子に生理はありませんが、男子にも、気持ちの波というものはあるようです。
そしてそれは、女性の生理のように外見的に見てとれる目安がないぶん、かえって厄介なものなのかもしれません。
この男子の気持ちの波にうまく対応するためには、どういったことが必要になってくるのでしょうか。
■気持ちの波は、外にあるもの
まず、例えば新しい彼女と付き合ったばかりの頃の男子の心境、心の動きをのぞいてみましょう。
「付き合った直後は、舞い上がって嬉しい気持ちもある反面、軽く「マリッジブルー」的なものに襲われることがある。とくに男子は」(広告/23才)
彼女ができた頃の男子というのは、「好きな子と付き合えたんだ、嬉しい!」と思う一方で、「これでもう他の女子と付き合えないんだな……。もうちょっと自由に遊ぼうと思ってたのに、付き合っちゃった」とか完全に意味不明な(だけど男子らしいといえば男子らしい)ことを考えていたりするものです。
とくに男子は、(この点が多くの女子と大きく違うと思うのですが)、複数の異性にモテたい願望が強いことがよくあり、それが「マリッジブルー」ならぬ「交際ブルー」のような精神状態の原因になるようです。
でも、「もっと遊びたかった」みたいなブルーな気持ちも、その彼女と仲を深めて愛情を育んでいく中で「遊ぶのより、こっちのがずっと幸せだよな」という(至極当たり前な)気持ちが強くなってくることで押し戻されていく。
これが、交際初期の男子に起こりがちな気持ちの波です。
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この波は、付き合いたての頃に限ったものではありません。
交際が順調に進んでいても、しばらくして、偶然にその男子のそばに、タイプの女子が現れたりすると、また同じ気持ちがぶり返してきて「俺は彼女いるから、この子と付き合うこともできないんだな」とブルーになったり、ひょっとしたら、別に「浮気をしよう」と強く覚悟をしているわけではないけれども、なんとなく仲良くなろうと画策してみたり、そういうことをしている中で、ついつい彼女に対する気持ちが、ほんのちょっとだけ薄れてしまう。
でも、また彼女とデートをしてみると、彼女のかわいさを再認識して、「やっぱ俺しあわせじゃん」と思って元気になる。
男子はずっと、こんな感じです。ずっと揺れ動いているようで、でも、細かい波を繰り返しながらも、「結局彼女が好き」というところではずっと安定しているんです。
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こういった要領で、気持ちの波はいつも、自分と彼女の関係そのものではなく、それ以外の外的な原因(もっといえば他の女子)の存在と、それを若さと「モテたい」という本能のせいで諦めるに諦めきれない男子共通の性格によって打ったり返したりするものなんですね。
■信じて待ってればよし
こうした男子の気持ちの波に直面したとき、彼女としてどう振る舞えばいいか、それはとても難しいものです。さっきは(気持ちの波が来たときには)「彼女に対する気持ちが、ほんのちょっとだけ薄れてしまう」と書きましたが、彼女の側からすれば、きっとその些細な変化もとても大きなものに感じられて、ひょっとすれば「このまま嫌われてフラれてしまうんじゃないか」とすら感じられてしまうようなもの。
だけれども、気持ちの波が来たときには、ひたすら彼を信じることしかないのだと思います。
ひとつは、いくらもがこうと、気持ちの波の原因は上述のように、あなたではどうにもならない「外」の部分にあるものだから。いくら好きでも、自分の力ではどうにもできない部分を無理にコントロールをしようとすると、束縛や異常な「かまってちゃん」といった歪んだ状態になってしまいかねません。
そしてもうひとつは(こちらが肝心です)、「自分の力ではどうにもならない」と言ったけど、「信じて何もしない」というのが、唯一の「すべきこと」でもあるのです。
男子も自分に気持ちの波があることは知っていて、それが根本的には直せないものであることももちろん知っています。だから、それが来ても、「そりゃ気持ちの波はあるよね。まあ、また気が向いたらいっぱい愛情表現してよ。こんなので別れるなんて思わないし、気長に信じて待ってるからさ」という態度でいてくれる女性に出会えると「この人となら、ずっとうまくやっていけそうだ」と感じてくれるからです。
大きな気持ちの波が来たとき、無理に泳いでコントロールしようとするんじゃなく、「どうせいつかおさまる」と信じて(そして必ず、おさまります)あえて流されるふりをしながら漂っているような態度が秘訣かもしれません。(遣水あかり/ライター)
(ハウコレ編集部)