
「おばさんがダンスなんて痛い」と言われた私→発表会で娘が放った一言
ライフスタイル
舞台で踊る私に届いた、まっすぐな声
発表会当日、舞台袖で衣装を直していると、あのママ友が私の前を通り過ぎながら小さく言いました。「やっぱり、ちょっと浮いてるよね」曖昧にうなずくしかないまま、出番が来ました。
客席の照明が落ち、音楽が始まります。覚えた振り付けを、ただ正確になぞるだけで精いっぱいでした。そのとき、客席の真ん中あたりから、まっすぐ届いた声がありました。
「ママ、最高だよ!」
それは間違いなく、9歳の娘の声でした。続けて、近くの席から小さな笑いと、温かい拍手が起きるのが分かりました。
そして...
演技を終えて舞台袖に戻ると、ママ友が黙ってこちらを見ていました。私はあえて穏やかに「ありがとう。続けようと思う」と声をかけました。
痛いと言われた40代の私を、「最高」と言ってくれた人がいる。それで十分だったのです。
翌週、私はいつもの時間にダンス教室に向かいました。鏡の前に立った自分の姿が、以前より少しだけまっすぐに見えた気がします。誰かの目に痛く映ろうと、娘に見せられる背中であるなら、それでいいのだと思えるようになりました。
(40代女性・パート)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)



























