
息子の電話を切ったあと、息子の妻への「おはよう」をやめた私
ライフスタイル
息子からかかってきた電話
ある日、息子から電話がありました。
以前、息子の妻から「最近、お義母さんから毎朝メッセージが来る」と聞いていたそうです。
「毎日送ってるんだって?」
そう言われて、私は「まあね」と答えました。
すると息子は、
「あんまり構いすぎるなよ」
と言いました。
責めるような言い方ではありませんでした。
それでも、息子の妻は困っていたのだろうかと考えました。
本人に聞けばいいだけなのに、「負担だった?」とは聞けませんでした。
私は「わかった」とだけ返して電話を切りました。
そして翌朝、いつもの「おはよう」を送らないことにしました。
いつも送っていた時間になっても、スマホはテーブルに置いたままでした。
何度か確認しましたが、こちらからは送りませんでした。
しばらくすると、息子の妻からメッセージが届きました。
「おはようございます。朝顔はもう咲きましたか」
息子の妻から先に朝の連絡が届いたのは初めてでした。
私は少し考えてから返しました。
「返事はいいのよ。送る相手がいると、朝がちゃんと来るから」
これまで毎朝送っていた理由を、初めて言葉にした気がしました。
ただ、「返事が来なくなるのが怖かった」とまでは書けませんでした。
そして...
息子の妻からは、
「それなら、これからは私からも送りますね」
と返ってきました。
最近は、本当に向こうから先に届く日もあります。
以前のように毎朝必ず送ることはしなくなりました。送りたいことがある日に送り、息子の妻から来た日はその返事をしています。
それでも、「あの頃、負担ではなかった?」とは聞けていません。
聞けば、困っていたと言われるかもしれない。その怖さはまだ残っています。
毎朝の連絡を必要としていたのは、息子の妻ではなく私のほうでした。
だから今は、返事を当然のものと思わないようにしています。
(60代女性・パート)
本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。
(ハウコレ編集部)


























