
文にすると足りない気がして、園の門まで持ち越していた半年ぶんの返事
ライフスタイル
2日、何も届きませんでした
ある日から、長い文が来なくなりました。1日目は、忙しいのだろうと思いました。2日目になっても、向こうからは何も届きませんでした。書き写すことのない日が続くと、門の前で聞くことも減ります。話が短くなって、私は自分のしてきたことに気づきました。挨拶しか返さない相手に、長い文を送り続ける理由はありません。打ち直しをやめて、「昨日と今日は、何も届いていませんね」とだけ送りました。返事には「長い文が重かったのだと思って、控えていました」とありました。重いと思ったことは一度もありません。重かったのは、返せない私のほうです。送っていた挨拶は、私の中では続きのある文でした。続きは全部、門の前に置いたままにしていました。
そして...
私は「文にすると足りない気がして、会ったときに聞こうと思っていました」と打ちました。ここまで書くのに半年かかった1行です。迎えの列で、買い物メモの裏を見せました。日付と、聞きそびれた話が並んでいます。昨日は、門で聞くつもりだったことを、その場で打って送りました。文が短くならないうちに、送信を押しました。
(20代女性・主婦)
本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。
(ハウコレ編集部)




























