
何かあるたび母に委ねる俺は正しいと思ってた→味方だったはずの母が俺に指摘
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妻が「うちの母に聞いてみるね」と言い出したとき、最初は冗談かと思いました。けれどそれが何度も続き、やめろと言っても聞かない。腹が立って当然だと思っていました。そんな俺の話です。
母に相談するのは自然なことだと思っていた
子どものころから、困ったことがあれば母に相談するのが当たり前でした。結婚してからもその習慣は変わらず、大きな買い物や家族の予定も「一応、母にも聞いてみよう」と口にするのが自然な流れ。
妻との会話の中で「母親にも聞いてみるわ」と言うことに、悪いという感覚はまったくありませんでした。母の意見は的確だし、人生経験も豊富。頼れるものは頼ったほうがいい。そう信じて疑わなかったのです。
妻が何か言いたそうにしていることには、うっすら気づいていたかもしれません。けれど、深く考えることを避けていたのだと思います。
妻の「母に聞いてみる」に覚えた違和感
異変に気づいたのは、車の買い替えを相談したときでした。夕食中に切り出した俺に、妻が「うちの母にも聞いてみるね」と返してきて、思わず箸が止まりました。それからというもの、外食先も「母に相談してみる」、週末の予定も「母がこう言ってたから」と、妻の口からやたらと"お母さん"が出てくるように。なんだか自分たちの会話に関係ない人が割り込んでくるような、もやもやした気持ちが止まりませんでした。
俺たちのことなのに、なんでいちいち聞くんだ?そう思ったとき、胸の奥で何かがかちりとかみ合った気がしました。でも、その違和感の正体を認めるのが嫌で、俺は怒りのほうに逃げたのです。
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自分だけは違うと思っていた

























