
レジで「早くしろ」と怒鳴ったら後ろの客3人に叱られた→商品を置いて逃げた私が一番時間を無駄にした話
コラム
急いでいたのは本当です。でもあの日、自分がやったことを思い返すたびに、恥ずかしさで胸が苦しくなります。
残り15分
仕事終わりに夕飯の材料を買いにスーパーに寄りました。このあと友達との約束があり、待ち合わせまであと15分しかありません。急いでカゴに材料を放り込んでレジに並んだのに、前の年配の女性が小銭を一枚一枚数え始めたのです。1円、5円、10円。財布の中身をひっくり返すように丁寧に探している。
レジの店員が「ゆっくりでいいですよ」と声をかけているのも、そのときの自分には余計にイライラを煽る言葉にしか聞こえませんでした。時計を見るたびに時間が減っていく焦りに、どんどん冷静さを失っていました。
口から出た言葉
気がつけば「早くしろよおばさん! 時間ねえんだけど」と声を荒げていました。言った瞬間、女性の小銭を持つ手が震えたのが見えました。「す、すみません」と小さな声で謝る姿を見て、少しだけ胸がざわつきました。
でもすぐに「自分は間違ったことは言っていない。遅いのは事実だ」と自分に言い聞かせたのです。レジの店員も黙ってしまい、列全体がしんと静まりました。
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3人の視線

























