
推しのためなら何でもできると思っていた私→すべてを失って気づいたこと
コラム
あのとき、私は自分の行動が誰かを傷つけているとは思っていませんでした。推しのためにお金を使うことが、自分にとっての生きがいだったのです。
しかし結果として、大切な彼女を深く傷つけ、周囲からの信頼もすべて失うことになりました。今回は、あの頃の私の身勝手な行動を、正直に振り返ってお話しします。
「これで最後」を繰り返し続けた日々
交際して1年が経った頃、チケット代が足りなくなった私は、彼女に「少しだけ貸して」と頼みました。「来月には絶対返すから」という言葉は、そのときの私には本気のつもりでした。しかし、イベントのたびにお金は消え、返済よりも次の推し活が頭を占めていきました。「チケット代が足りない」「限定グッズだから」。彼女に頼むたびに「これで最後」と言いながら、気づけばそれを何度も繰り返していたのです。
「覚えていない」
ある日、「来週イベントだから!5万だけ絶対貸して。これで最後にするから」といつものように頼むと、彼女から「もう貸せない。今までの分も返してほしい」というメッセージが届きました。総額が20万円を超えていると言われ、私は動揺してしまったのです。
「え、そんな貸してくれたっけ?覚えてないんだけど」記録が残っているやり取りを、なかったことにしようとしていた。彼女がスクリーンショットを送ってきたときも、返信できずに時間だけが過ぎていきました。そして「推し活を理解してくれないなんて冷たい」と逆ギレまでしてしまった。自分の身勝手さを棚に上げて、彼女を責めていたのです。
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逃げるという最悪の選択
























