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『パートは指示通り動けばいい』が口癖だった俺→本社の評価表で呼ばれたのは別の名前

コラム

俺はバイトリーダーとして年上のパートを下に見ていました。けれど本社の覆面調査で「接客態度が最も優れていたスタッフ」として呼ばれた名前は、自分のものではなかったのです。

パートに意見されたくなかった

学生時代からこの店で働き、新人の指導も任されてきた。年上のパートが何人もいる中で、店内の動きを一番わかっているのは自分だと思っていました。だから、年上のパートさんが朝礼で業務改善の提案を出してきたとき、頭の中で何かが反応しました。

仕切るのは俺だ、口を出してくるなと言わんばかりに「パートは指示通り動けばいい」。そう言い放っていました。その瞬間、会議室の空気が変わったのを感じましたが、それ以上深く考えませんでした。リーダーの俺が場を締めただけだ、と。

「指示通り動けばいい」と言い続けた俺

ある日のランチタイム、料理が冷めているというクレームに、彼女が自分の判断で温め直しと小さなドリンクサービスを提案していました。

本来なら俺に確認を取るべきだろう。お客様が帰ったあと、俺はすぐ彼女を呼びました。「パートのくせに勝手なことをするな」。彼女は何か言いたそうな様子でしたが、結局うつむいたまま厨房に戻っていきました。それでよかった。

指示系統を守らせるのがリーダーの役目だ、と本気で思っていたのです。 仕事終わりに更衣室で、後輩のアルバイトが「あの言い方は、ちょっときつくないですか」と小さく言ってきました。俺は「気にすんな」とだけ返しました。けれど、その夜なかなか寝つけず、自分の言い方ばかりが頭の中で繰り返し再生されていました。

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