
「結婚してよかったと思ったことない」と言った妻→離婚届の日に見つけた妻の日記
コラム
日記が、そこにあった
離婚届に記入するため、戸籍謄本を取りに一度自宅へ戻った。妻は外出していて、家の中は静かだった。
引き出しを開けたとき、見覚えのないノートが目に入る。何気なく手に取ると、妻の字でびっしりと書かれていた。日付の入った日記だった。読み進めるうちに、手が止まる。
「今日もひどいことを言ってしまった。本当は世界一好きなのに、なんで傷つけることしか言えないんだろう」
そんな言葉が、毎日のように並んでいた。涙をこらえながらページをめくり続けた。
そして...
最後のページには、一言だけ書かれていた。「お願い、この日記を見つけて」
しばらく、その場から動けなかった。あの言葉の裏に、こんな気持ちが隠れていたとは思ってもいなかった。ポケットの中の離婚届を取り出して、ゆっくりと破く。
妻が帰ってきたとき、私は「一緒に病院に行こう」と伝えた。妻は何も言わずに泣いた。それから二人で産後のホルモンバランスについて調べ、翌週に受診した。
すべてがすぐに元通りになったわけではない。でもあの日記のおかげで、私たちはもう一度、同じ方を向くことができた。
(30代男性・自営業)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)


























