
彼女のスタンプを3週間、勝手に送り続けた俺。「なんで黙ってたの」と聞かれて、言葉に詰まった
コラム
「なんで黙ってたの」
帰宅した彼女の表情を見た瞬間、気づかれたとわかりました。「なんで黙ってたの」その声に責めるような鋭さはなく、ただ困惑だけがにじんでいました。何も言えませんでした。
彼女のためだったのか、友人関係が壊れるのを見ていられなかった自分のためだったのか。もうわからなくなっていたからです。ただうつむくことしかできませんでした。
そして...
友人の何気ない一言で、彼女が自分の記憶を遡るきっかけになったのだと、後から知りました。俺が選んでいたスタンプが、彼女の習慣から少しずつズレ始めていたことにも気づかなかったのです。
彼女のスマホに触れるべきではなかった。それはわかっています。俺がすべきだったのは、スタンプを代わりに送ることではなく、「大丈夫じゃなくてもいいよ」とちゃんと伝えることでした。でも「うん、大丈夫」と返されるたびに、それ以上何も言えなくなる自分がいて。
彼女を助けたかったんじゃない。彼女が遠くへ行ってしまうのが、ただ怖かっただけなのかもしれません。
(20代男性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)



























