
「PTAの仕事もまともにできないの?」と責める会長→後任の私が変えた組織
コラム
子どもの入学をきっかけにPTA役員を引き受けた私。待っていたのは、何をしても認めてもらえない会長との日々でした。
完璧を求める会長
PTA役員になったのは、長男が小学校に入学した春のことです。初めての集まりで、会長は開口一番「期限は絶対です」と言いました。配布物の準備、行事の段取り、報告書の提出。すべてに細かい指示があり、少しでも遅れると全体の前で名指しで注意されます。
「みんな忙しい中でやっている」が会長の口癖でした。
確かにその通りなのですが、何を言っても否定される空気に、役員たちは次第に口を閉ざすようになっていきました。集まりの日は朝から胃が重く、学校に向かう足取りがどんどん鈍くなっていったのを覚えています。
心が折れた一言
秋の行事の準備で、私が担当した案内状に誤字がありました。印刷前に気づいて修正したのですが、会長はそれを知った上でこう言いました。
「PTAの仕事もまともにできないの?」
周囲のお母さんたちが一斉に目を伏せる中、私は何も言い返せませんでした。修正は間に合っていたのに、なぜあんな言い方をされなければならないのか。帰り道、車のハンドルを握ったまま涙がこぼれました。あの人の下でこの先もやっていけるのか、初めて本気で悩んだ夜でした。
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後任として立った日
























