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厳しいと恨まれた元PTA会長の私には、誰にも話せない事情がある

コラム

後任が作った新しいPTAの空気を見て、「よかった」と思う自分がいます。同時に、胸の奥がきゅっとなる自分もいます。あの頃の私を、誰にも説明できないまま時間が過ぎていきました。

引き継いだのは崩壊寸前の組織

私が会長を引き受けたとき、PTAはまともに機能していませんでした。行事の準備が当日まで終わらない。配布物に誤りがあっても誰も気づかない。集まりに来るのは半数以下。教頭から呼び出され、「このままではPTA活動の継続自体を見直します」と告げられた日、胃の奥がぎゅっと縮みました。

誰かが締めなければ、組織ごとなくなる。その一心で「期限は絶対です」と繰り返し、細かく管理するしかなかったのです。嫌われているのはわかっていました。でも、嫌われる以外の方法を、私は知りませんでした。

あの言葉の出どころ

秋の行事準備で、彼女の案内状に誤字が見つかりました。印刷前に修正されていたことは知っていました。それでも口にしたのは「PTAの仕事もまともにできないの?」という言葉です。

言った瞬間、自分でもひるみました。それは教頭が私に向かって投げつけた言葉と、まったく同じだったからです。あの日、唇を噛んで耐えた一言を、私はそのまま彼女にぶつけてしまった。

周囲のお母さんたちが目を伏せる中、何事もなかったように会議を進めた自分が、今でも許せません。

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